WordPressをインストールする
WordPressをインストールする
インストールをする前に
ウェブサイトというメディアの構造を考えてみましょう。ページの上下には決まった内容がどのページにも表示されていて、その間がサイト内のページの内容になっていることがほとんどです。ページの上の部分をヘッダー、下のの部分をフッターと呼んでいます。その間がページコンテンツになるわけですが、複数のコンテンツを作成したいと思ったとき、この間だけを複数作成していき、ヘッダーとフッターは同じものを再利用していけば、効率よく複数ページを作成することができます。こういった情報の構造体をデータベースに入れて、ユーザーがページを閲覧しようとしているときに、その場でデータベースから引き出して表示するというのがWordpressの基本構造です。
コンテンツになる記事に対してカテゴリわけなどのメタ情報を追加することによって、特定のカテゴリの見出しだけを表示するなど、動的に自由な記事の表示が可能になります。
最低限必要な知識
WordPressはPHPでMySQLなどのデータベースを操作して機能するCMS(コンテンツマネージメントシステム)です。
最低限勉強しておきたい知識として以下のような項目が考えられます。
1. コンピュータの基本操作
- ファイルの操作: ダウンロード、解凍、アップロードなど。
- フォルダの操作: 作成、移動、削除など。
- ブラウザの操作: インターネット閲覧、フォーム入力など。
2. FTP (File Transfer Protocol) の基礎知識
- FTPクライアント: ファイルをサーバーに転送するためのソフトウェア。
- サーバーとの接続: ホスティング会社から提供されるFTP情報(サーバーアドレス、ユーザー名、パスワード)を使ってサーバーに接続します。
- ファイルのアップロード: ローカルのコンピュータからサーバーへファイルを転送すること。
3. データベースの概念 (MySQL)
- データベース: データを格納するための場所。WordPressでは、記事の内容や設定などがデータベースに保存されます。
- テーブル: データベース内のデータの集合。
- SQL: データベースを操作するための言語。WordPressのインストール時に、簡単なSQLコマンドを使用する場合があります。
4. ドメインとサーバーの概念
- ドメイン: ウェブサイトのアドレス。
- サーバー: ウェブサイトのデータを保存し、インターネットを通じて公開するためのコンピュータ。
- レンタルサーバー: ウェブサイトを公開するために借りるサーバー。
5. WordPressの基本的な仕組み
- テーマ: ウェブサイトのデザインを決定するファイルの集まり。
- プラグイン: WordPressの機能を拡張するためのソフトウェア。
- 管理画面: WordPressの設定や記事の作成を行うための画面。
インストール手順の概要
- レンタルサーバーの契約: WordPressをインストールするための場所を確保します。
- データベースの作成: WordPressで使用するデータベースを作成します。
- WordPressのダウンロード: 公式サイトからWordPressをダウンロードします。
- ファイルのアップロード: ダウンロードしたファイルをFTPクライアントを使ってサーバーにアップロードします。
- インストール画面の入力: ブラウザからWordPressにアクセスし、表示される画面の指示に従って必要な情報を入力します。
注意点
- パーミッション: ファイルのアクセス権限の設定を間違えると、WordPressが正常に動作しないことがあります。
- プラグインのインストール: 不要なプラグインを大量にインストールすると、サイトの速度が遅くなることがあります。
- セキュリティ: WordPressは定期的なアップデートとセキュリティ対策が重要です。